法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

水木しげると矢口高雄が邂逅した時の、それぞれの視点での漫画化がおもしろい

切り出された短い頁だけでも漫画として完成度が高く、それぞれの作風と技術の違いが読める。

そして「ityou@ityou」氏が指摘するような、オーラルヒストリーの多角的なつきあわせとしても楽しめる。

おそらくは水木しげるが戦争で左腕を失ったことが人差し指を立てるポーズにつながっているのだろう。
そしてどちらの作品もまったく違ったコマ割りなのに、その左腕の欠落を違和感なく隠しとおしていることが、また興味深い。