法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『トロピカル~ジュ!プリキュア』第42話 襲撃!最強のヤラネーダ!

卒業フェスティバルの準備も順調に進み、各部活の活動も確認できる。しかし最後まで脚本を完成させた一之瀬は、より良い結末にしようと悩んでいた……


貝澤幸男コンテ回。作画監督が5人とこのシリーズには珍しく多く、韓国系らしい名前も目立つ。よほどスケジュールが切迫しているのか。思えばフィリピンも東南アジアにおいては新型コロナ禍がひどい地域ではあるが。


美術部や天文部といった過去回に登場した部活動が、きちんと学生でぎりぎり可能そうなレベルで個性的なことをやっているのがいい。
すべての重荷がとれてトロトロピカピカな白鳥と、滝沢のパートナーとしての密着度も高い。スライド作画で流れるだけのくるるんも、何も役割りがないからこそ過去の妖精にはない個性が感じられた。
前後して、選挙回*1では猫かぶってたな、と思わせる新会長の微妙にフランクな態度が、けっこう真面目に楽しそうで好感をもてる。前会長路線を踏襲しただけのようで、きちんと未来に向けてトロピカっている感じがあった。
また、初めて魚介類の知識がプリキュア戦闘に活用された回でもある。怪物化した時の凶悪さで考えればマッコウクジラを素体にするべきだろうが、夏海が飲みこまれて次回につづいているからこそシロナガスクジラにしたのだろうか? その真相がわかるのは来年になってから、というのはどうかと思うが……