法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

来年の『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』の予告映像とスタッフ公開

山口晋監督は今年の映画のオマケ映像から予想できていたが、まさか佐藤大脚本になるとは思わなかった。
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シンエイ動画では『怪盗ジョーカー』でシリーズ構成を担当していたが、あまり好きな脚本家ではないので悩んでしまう。
一応、脚本家として注目された作品のひとつ『攻殻機動隊SAC』の経験を見ても*1、反クーデターを描いた原作の現代的な再構成はできるだろうと期待したいが……
また、1980年代の原作が反共産主義クーデターを題材にしたらしいことを思えば、現代日本でリメイクするには細心の注意が必要だろうという思いもある。それもふくめてがんばってほしいが……


映像作品としては手描きメカ作画が魅力的で、小さくなって自動車の下をすりぬけるカットなどが目を引く。展開の根幹にかかわるためか、牛乳風呂もそのまま映像化されるようだ。
一方、予告などでは白組による3DCGが前面に押されているが、予告の冒頭を見るかぎり手描きアニメに合わせた質感にとどめていて動きは直線的。たぶんクライマックスの兵器いりみだれる決戦を見ないと真価はわからないか。

*1:歴史の大局的な流れに個が翻弄される神山健治監督より、この作品には向いているとは思う。