山口晋監督は今年の映画のオマケ映像から予想できていたが、まさか佐藤大脚本になるとは思わなかった。
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シンエイ動画では『怪盗ジョーカー』でシリーズ構成を担当していたが、あまり好きな脚本家ではないので悩んでしまう。
一応、脚本家として注目された作品のひとつ『攻殻機動隊SAC』の経験を見ても*1、反クーデターを描いた原作の現代的な再構成はできるだろうと期待したいが……
また、1980年代の原作が反共産主義クーデターを題材にしたらしいことを思えば、現代日本でリメイクするには細心の注意が必要だろうという思いもある。それもふくめてがんばってほしいが……
映像作品としては手描きメカ作画が魅力的で、小さくなって自動車の下をすりぬけるカットなどが目を引く。展開の根幹にかかわるためか、牛乳風呂もそのまま映像化されるようだ。
一方、予告などでは白組による3DCGが前面に押されているが、予告の冒頭を見るかぎり手描きアニメに合わせた質感にとどめていて動きは直線的。たぶんクライマックスの兵器いりみだれる決戦を見ないと真価はわからないか。