2時間SP。ゲストタレントはコロナ禍ゆえの自宅出演。
発端の火災が『バーニング・オーシャン』*1として映画化された事故の流出原油が特殊な艦船と装置で回収されるまでの光景や、貧困国マラウイで飛ぶツバメを釣り竿で釣る子供たちなど、絵になる情景が多く紹介された。
最後に紹介された76日間の大西洋漂流サバイバルなどもふくめて、全体的に危機におちいりながら前向きな人間の姿を肯定するドキュメンタリーが多いのが、現在ならではか。
ただ、散々な結婚式の紹介だけは、消えゆく情景の記録とも、ある種の注意喚起とも感じられた。
有毒と知らずにブーケを作って皮膚が炎症を起こした花嫁や、感染症が治癒したばかりの子どもがハグやキスをくりかえしたため出席者の多くが下痢や嘔吐に苦しめられた披露宴……どれも新型コロナウイルスを痛感した後の社会では、たぶん見られなくなる光景のように感じられた。良くも悪くも。