法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

「スタンピード」のようにダンジョンの強力な魔物が街に出てしまう想定外の事故が、たしか現実のオンラインゲームでもあった記憶

mizunotori氏*1ツイッターを経由して、WEB小説に「スタンピード」という概念が定着していることを知った。

WEB小説ではないファンタジーで、2004年の時点で使われている例があるという。


検索してみると、なるほど説明なくスタンピードという言葉が使われている作品が見つかる。
たとえば2017年に始まり、商業化もされている作品の内容説明で、物語の発端として最初につかわれている例があった。
生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。
錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたのは200年後の錬金術師が死に絶えた世界だった。


私が思いあたった可能性として、実際のオンラインゲームでダンジョンから魔物が出てしまう想定外の事故がある。
検索すると、ダンジョン内で魔物がかける短時間の呪いが、想定外のルートで街にもちこまれた「汚れた血事件」の情報が引っかかった。2005年にワールド・オブ・ウォークラフトというゲームで起きたという。
仮想世界で起こったパンデミック事件 Corrupted Blood incident(汚れた血事件) - Togetter
ただ、これはこれで興味深い内容だが、私が記憶していたのは少し違う。録画された映像を見ただけだが、ひとつのイベントボスにあたるような強力なモンスター一体が市街地に出てしまい、周囲を蹂躙して誰も止められなかったという出来事だった。
しかしいくら調べても、記憶に近い事件の情報が見つからない。そもそも、群れがあふれでるスタンピードと、一体があばれまわる事件は直接の関連はないかもしれない。とはいえ、偶然に現実で虚構と同じような出来事が起きたのなら、それはそれで面白い話だ。

*1:はてなアカウントはb:id:kazenotori