元NYタイムズ支局長だが、現在は日本の保守におもねる書籍を多く出しているヘンリー氏。
南京事件否定論を主張した初期は翻訳時に改竄されたという情報もあったが*1、ヘンリー氏本人は改竄されていないと声明を出した。
その声明のサインが震えていることは、パーキンソン病と説明された。そしてヘンリー氏は保守との関係を断つことなく、活動をつづけている。
そんなヘンリー氏について、その息子であり俳優や番組MCとして活躍しているハリー杉山氏が、朝日新聞で語っていた。
(おやじのせなか)ハリー杉山さん 酒とシガーとタイプライター:朝日新聞デジタル
会員登録すれば読める部分に、ヘンリー氏のかかっているパーキンソン病の重さが明かされていた。
そんな父がパーキンソン病と診断されたのは、6年ほど前です。体は動かなくなり、認知機能も下がりました。
以降、症状が重くなっていく父との衝突と、それでも正気*2をとりもどして会話ができる一瞬のかけがえのなさが赤裸々に語られている。
なお、ハリー氏は父の言論活動について、あまり明確な立場を語らない方針のようだが、賞賛に対しては素直に喜んでいるようでもある。
*1:外国人のふりをして日本の問題を免罪する主張に、またまたあの人物がかかわっていた - 法華狼の日記
*2:ヘンリー氏が「私は狂ってしまった」という表現を自認で用いている。