法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

日本人が欧米で住人として嫌われる理由として、現地よりシャワーや風呂をよく使う文化があるそうだが

『炒めものをするだろう?』外国で日本人が賃貸物件を探すときにみられる日本人へのイメージ「シャワールームは物置に使われるのだが…」 - Togetter

逆に考えると、欧米の映画で描写されるシャワーシーンは、日本の観客が感じるより特別なイベントとして演出されているのだろうか?


そういえば、「レイプシャワー」と呼ばれる定番の描写があり、すでに手垢がついた演出とみなされているという話を聞いたことがある。
【映画評書き起こし】宇多丸、『エルELLE』を語る!(2017.9.9放送)

たとえば『ホステル2』という作品の特典映像でカットされた映像なんですけども、少しギャグの対象として扱われてさえいるぐらいに定番となっている、いわゆる「レイプシャワー」という描写。

要するに、「レイプされた女性が、穢れを必死で洗い落とそうとシャワーを浴びながら、泣き崩れる」というような描写……

これはパターン化しているだけでなく、作為が露骨に感じられるほどシャワーは非日常という背景もあるのだろうか?


似たような文化の違いといえば、煙草などは同じ国の映画でも過去と現在では印象が変わっているだろう。
たとえば警察映画『日本で一番悪い奴ら』では、時代の変化を室内の煙の濃度で表現していた。おそらく低予算だろう作品で、うまいアイデアだと感心したものだ。

他に新井素子原作のアニメ映画『扉を開けて』で、ややアウトローだが不良でもない女子大生の主人公が、普通*1に自販機で煙草を買っていて時代の変化を感じたことがある。

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*1:……というには、ちょっとしたひねりが入っているが。