法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

日銀統計にミスがあり、近年の個人投資が実際は減少していたという報道

毎日新聞の記事が注目を集めている。
投資信託:家計保有額、30兆円以上過大計上 日銀 - 毎日新聞

近年順調に増加しているとされてきた投信保有額が、実際は減っていたことになり、「貯蓄から投資」が進んでいると信じてきた証券業界に衝撃が広がっている。

17年12月末の家計の投信保有額は、改定前の109兆1000億円から約33兆円少ない76兆4000億円まで激減。個人金融資産に占める投信の割合も、改定前は12年の3.8%から17年の5.8%まで上昇していたが、改定後は14年の4.6%をピークに低下し、17年は4.1%まで下落していたことが分かった。

どれほど影響力の大きな修正なのか、正直な話をすれば私にはわからない。専門家からすれば推測されていた範囲の修正にとどまるのかもしれない。
ただ、全体と比べて小さな修正だから無視できるというような主張に対しては、これまでプラスとされた数字も小さな違いとして無視すべきだったことにならないか、という疑問はおぼえる。