宇佐美いちかの誕生日をいわうため、キラパティでパーティーをすることに。関係者を集めて準備しながら、宇佐美との思い出を語りあう仲間たち。
一方、ノワールはエリシオを吸収。エリシオはノワールの魂がぬけた残骸で、そこに作りものの魂を入れていただけだった……
田中仁シリーズ構成による脚本で、パーティーへ向けて穏やかにもりあがる前半から、急転直下でノワールとルミエルをめぐる真実が明かされる後半までを描く。
話数が足りないのか、どうにも設定開示があわただしすぎる感があった。総まとめ的なつくりの前半と、物語として関連性がないのも痛い。設定そのものは興味深い内容ではあったが、そもそもノワールの正体探しを物語で引っぱっていたわけでもないので、終盤まで隠す必要はなかったはず。
おそらくタイムスリップしてルミエルに会った第32話ごろに明かしておいても問題なかったのでは。そちらもあわただしい展開だったので、いっそのこと3話くらい過去編にして。
『キラキラ☆プリキュアアラモード』第32話 キラッと輝け６つの個性！キラキラルクリーマー！ - 法華狼の日記
しかし描くべきことが多すぎて、今回の主軸となったビブリーのドラマがあわただしい。
前半にしても、終わりへ近づいていく雰囲気づくりはよくできていたが、だからこそパーティーの締めまできちんと描いてほしかった。前回にパーティーを開いたばかりなのに連続で、というのは1週休みだから視聴者としては問題を感じなかったが。きちんとパーティを次回で締めるというには、今回の結末の展開が衝撃的すぎるし……
