法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

「映画オールタイムベストテン2017」の集計結果も出ていた

まず興味深いのが、1位から3位までが2015年以降の作品でしめられ、以降も新しめの作品が入っていること。
2017-12-24

これまでのテーマ別ベストテンで上位に入賞した作品群が、ノンジャンルの今回も順当に入ってきました。「戦争映画」1位の『この世界の片隅に』、「SF映画」2,3,4位の『ブレードランナー』『BTTF』『SW Ep4』、「ゼロ年代」1位の『ダークナイト』、「ホラー映画」1位の『悪魔のいけにえ』、「スポーツ映画」3位の『ロッキー』が再ランクインを果たしております。

参加者のベストテンを見ていた時も感じていたし、私自身の選出も10作品すべて2009年以降の作品だったが、ここまでとは予想していなかった。
映画オールタイムベストテン:2017〜アニメ限定〜 - 法華狼の日記
もちろん映画をよく見る参加者が、記憶に残っている新作を素直にあげたという可能性はあるだろう。参加者の年齢層が若返っている可能性もあるだろう。
しかし、同じ企画でオールタイムベストテンをつのった10年前からの刷新を、つい参加者が意識してしまった要素も大きそうだ。


アニメ限定で見ると、『この世界の片隅に』につぐのが13位の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』というのは納得。点数を見ると、もし私が1位に推していれば10位以内に入ったかもしれない。
しかし私個人が2位にした『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』は、テーマやメッセージがより好みに近い。選出理由で書いた「どうしても家族賛歌に回帰しがちなシリーズ」という部分も、まさに『オトナ帝国』を意識していた。だから後悔はしていない。
また、15位の『ルパン三世 カリオストロの城』をはじめとして50位まで宮崎駿作品が複数入っていることから、監督別集計ならばかなり順位があがりそう。


テーマが決まっていないため、「1点映画」「5.5点映画」は例年以上にランダム。
2017-12-31
1点とはいえ、私が推した『虹色ほたる〜永遠の夏休み〜』と『もののけ姫』が同率になるベストテンはこの企画だけ。
順不同でひとりだけ入れたなかに『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』が入っているのもおもしろい。