復活したリオやビブリーといっしょにスイーツ店をきりもりするシエル。そこに他のスイーツ店主が押しよせる。キラキラルを奪った犯人がリオだというのだが……
上野ケン作画監督らしい濃密な画面で見せるのは、改心した敵幹部が過去の罪を見つめるエピソード。とはいえドラマを深く掘りなおすのではなく、別の敵幹部が糸を引いていた真相を用意。あくまで現在は反省していることを確認するという作り。
しかし敵幹部のふたりとも主人公ではなく追加戦士と因縁が深いのが珍しい。何もかも主人公ひとりが解決するよりは群像劇らしく関係性が散らばって良いとは思った。それでメインキャラクターなのに有栖川と立神がいっそう目立たなくなる問題は感じたが、結末と次回予告で立神のエピソードを描くことが示されて安心できた。