法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

連載が打ち切られた漫画家のツイートを見て、過去のツイートを思い出す

知るかバカうどん」というペンネームで活動している漫画家のbakaudondon氏が、一般誌での初連載が打ち切られたと報告していた。
読者アンケート人気1位にもなったメンヘラJKの恋愛描く『君に愛されて痛かった』が打ち切り 理由がひどすぎて作者荒れる - Togetter

この自分が受けた被害をうったえるツイートを見ていて思い出したのが、かつて他人が被害をうったえているイベントを評価したツイートだ*1
漫画家・知るかバカうどんによる私たちは「買われた」展のリポート - Togetter

2016-08-19 00:30:29
@kumaitigou 女の子にもよるけど可哀想と思うなんて大人のエゴだわ🙄みんなが被害者だなんてそんなことない🙄

2016-08-19 01:03:36
どんちゃんの周りにもっと悲惨な人たち居てるからこういう出し物してお金稼いでる人たち見て心底吐き気がしたからすぐ出て行ったというのが感想。だるかったぽよ😇

2016-10-06 14:02:58
@francesco3 自分の頭で考えてないから騙されるということをまだ理解できてない事に関してムカついてんるじゃないんですかね。


個人として仕事を受ける漫画家は、組織として活動する出版社より、基本的に弱い立場である。
慣例や圧力で漫画家が出版社に使いつぶされたり捨てられたりする問題は昔からあり、だからこそ今からでも批判することに意味はある。
出版社側の安易な口約束に乗せられ、梯子をはずされる漫画家の逸話が表に出てくることも珍しくない。今回の打ち切りに対しても、別の漫画家が体験談をツイートしていた。

少なくとも現在の情報からは双葉社の対応には問題があるとしかいえないし、仮に打ち切りに妥当な理由があったとしても作家の生活は守られるべきだ。
せめて法理より道理の理想として、漫画家こそが契約書がないことを盾にとることができるようになるべきだろう。



また、一般論として、創作には力強い動機が必要だ。だから無根拠な全能感が創作につながる場合もある。それが必ずしも悪いことだとは思わない。
逆にいえば、被害を受けている時点や、回復する途上において、表現をしぼりだすことが難しいともいえる。それが示唆されているツイートを紹介しよう。

2016-08-18 23:50:29
私たちは買われた展行った😇主催者が援交少女に出し物の一環で無理やり書かせたであろう日記がわずか3ページで終わってておもろかった😇あとはお察し😇全然違う世界で生きてきた中流階級のババァや暇そうにしてたから来てみたリーマンが揃いも揃って可哀想だなという顔しててゲロ吐きそうになった😇

*1:ツイートしていたアカウントは凍結されているので、Togetterに引用されているツイートのみ引用する。以降のツイートも同じ。