苺坂の各区や商店街でわかれて、地域の運動会がひらかれる。そこで剣城あきらはエースとして期待され、実際に活躍するが、妹の看病で風邪をうつされたことを隠していた……
プリキュアとしては良くも悪くも、特に何の変哲もない物語。青山充一人原画回ということもあるが、今回は十年以上古い作品のように感じた。
ここ最近の新アイテムが物語にかかわる一環として剣城のクリスタルアニマルが熱を出したり、復活から強化をつづけていた敵眷属の力を敵幹部が利用したりしたくらい。
ただ、剣城あきらが引っ越してきたばかりという設定を、今になって拾いなおすとは思わなかった。考えてみれば、地域の住人となって1年もたっていないのに、地域の体育祭で活躍する立場はドラマとしておもしろい。
そこから宇佐美いちかとの関係を再び描きなおし、初登場回のようなドラマを描いていく。ここ最近にごぶさただった宇佐美のひらめき要素を、名探偵のように位置づけた遊びも楽しい。