コラボというほど『有吉ゼミ』との関連はなく、通常の1時間枠とさして印象は変わらない。
さまざまな動物の不思議な行動や現象をあつかった「奇妙な世界の驚異」は、普通にドキュメンタリーとして楽しんだ。
驚かされたのは「警察官なのに殺人犯!?」で、不良の更生を助けて、無理解な親に援助して、苦労していたマイノリティの警官が、実は他人より上位になりたいだけだったという真意の説明が身も蓋もなさすぎた。
善良そうな警官が殺人事件を起こしたということは最初に説明されていたが、それでも登場するふたりの警官がどのように事件にかかわっていたのかという謎で、事件の展開への興味が持続した。先入観で驚かせるような情報の取捨選択もドキュメンタリーの編集として見事。