法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

子供のころに大人のエゴで原爆映画をくりかえし鑑賞させられたというtadataru氏のイデオロギー

はてなブックマークで上記ツイートが注目を集めていた。
はてなブックマーク - tadataru on Twitter: "子供のころ嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で泣き叫ぶ子も続出した原爆映画を毎年毎年強制視聴させられて、これは平和のためなんだと教え込まれて、それが全部イデオロギーにまみれた大人のエゴでしかなかったと知った時の怒りと絶望がお前らにわかるか。"
他のツイートを読んでみると、たしかに過去から広島県民らしいことはうかがえる。

もっと教育において子供を信用してほしいというやりとりもしている。

陰惨な描写の刺激にたよらない作品として、対照的に『この世界の片隅に』をもちあげる主張もしていた。

念のため、下記エントリでいくつか示したように、実際には戦争を批判する過去の漫画やアニメのすべてが惨劇を直接的に見せていたわけではない。
『火垂るの墓』や『はだしのゲン』に比べれば、まだ『この世界の片隅に』は“よくある反戦アニメ”に近い - 法華狼の日記
戦争映画ベストテン〜アニメ限定〜 - 法華狼の日記


さて、そのように主張するtadataru氏本人のイデオロギーだが、従軍慰安婦問題や731部隊を伝説あつかいしている。

従軍慰安婦問題に限定して池田信夫氏の見解を評価している。実際は高木健一氏について虚偽を流布して名誉棄損裁判で敗けたのだが*1

南京事件も2010年代で捏造視している。むしろ現代のインターネットでは、南京事件の否認は珍しい立場だと思われるが。

子供を信用しない教育をしたためtadataru氏が現在のように育ったのか、それとも子供に充分な教育をしなかったためtadataru氏が現在のように育ったのか、さてどちらだろうか。