法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『世界まる見え!テレビ特捜部』世界のマヌケな悪い奴ら全員逮捕だ! SP

恒例の「悪い奴らを取り締まれ! ラスベガス警察24時」「オーストラリア空港税関」も共通テーマとしてとりこんだ2時間SP。


「人はなぜカンニングをするのか」では、試験のたびに悪びれなくカンニングをする米国やカナダの学生たちに取材する。もちろんバレたカンニングだけをあつかっているので、むしろ“なぜバレないと思った?!”と感じる事例ばかり紹介される。日本より進級することが困難なので、カンニングをする動機が強いというところはなるほど。
「究極の脱獄をした人々」は、米国の刑務所でおこなわれた脱獄劇。刑務所で親友になった男にヘリコプターの操縦技術を学ばせて、借金させて刑務所の敷地まで飛ばせるという最近の事件が描かれる。とはいえテーマがテーマなので、短期間の訓練ゆえ習熟しておらず、あっさり墜落して終わる。しかも無理に脱獄しなくても、出所できる審査に合格していたので無駄に刑期が長引いたというオチ。
「白い靴好きの殺人事件」は、1984年にフィラデルフィアで起きた女子大生殺人事件を追う。なぜか裸足で見つかった被害者。周囲には怪しいストーカーのような男が複数いた。被害者がつかうプリンターの音を聞いたという警備員の証言でアリバイが確保された男が怪しいと思っていたら、そもそもプリンターがその時間には稼働しないことが説明され、何気なく登場した警備員こそが真犯人だったという展開は、なかなかに本格ミステリっぽい。警備員は元軍人で、韓国に派遣されていた時期に女性宅に押し入り強盗をはたらき、やはり白い靴を盗んでいたという。自宅には他にも多くの白い靴が保管されていた。