法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第43話 たどりついた真意

マクギリスが鉄華団を巻きこみ、クーデターを開始。ガンダムバエルの起動に向かうと、ヴィダールがあらわれて仮面を脱ぐ。


時間は飛んで、マクギリスのクーデター進行から物語が開始。各話のストーリーを勢いまかせで展開しながら、最初のシリーズ構成を逸脱しないよう戻しているかのような不自然さがある。
マクギリスもまた鉄華団と同じく大人と対立する子供だった、という位置づけが明確化したのは良かったが、マクギリスについてきている部下たちの位置づけはまだよくわからない。同じように社会から傷つけられた子供というには能天気すぎるし、かといってマクギリスの虚像をあがめているようにも見えないし。
目的をかなえる手段が象徴を入手するだけという肩透かしも嫌いではないが、これならばガンダムバエルをモビルアーマーを超える強大な存在とにおわせてきて、落差を描いてほしかった。
屋内から始まり屋外で終わるヴィダールとバルバトスのメカアクションぐらいかな、良かったのは。