いつものように列車でナシマホウ界へ向かっていた主人公たちだが、いきなり停車してしまう。
外の空間に出てみると、列車を牽引するカタツムリニアが姿を消していた……
『銀河鉄道999』に似たエピソードがあった。思えば、どちらも同じ東映作品か。
前々回に入手した新アイテムを初めて使った強化変身回だが、思いきって異空間でドラマを終始させるというコンセプトが良かった。やる気がない敵幹部の性格はほとんど変えないまま、不穏で孤独な情景で緊迫感をもりあげる。特に大きく物語を動かさずとも、何もない空間に放りだされた不安感は充分に絵になっていた。
そして強化変身は、これまでになく魔女らしい姿。大きな帽子をかぶり、ローブのようなマントのような上着をはおったシックな姿は、今作ならではのデザインといえるだろう。とにかく華美に流れがちな過去作の強化変身は、デザインとしては良いと感じたことが少なかった。
あと、小変更されたEDは、特に凄いことをやっているわけではないが、変化させただけの目新しさは感じられた。