法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ゴジラ』シリーズが『映画ドラえもん』シリーズについで観客動員1億人を達成したとの報

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160803/k10010619281000.html

ゴジラ」シリーズは、平成16年に公開された28作目の「ゴジラ FINAL WARS」までの合計の観客動員数が、9929万人を超えていました。
そして、「シン・ゴジラ」が、公開初日から1日までの4日間で71万人の観客を集め、シリーズ全体の合計が1億人を突破したということです。

この計算だとハリウッド制作はふくまないようだ。

東宝によりますと、国内で製作・公開されたシリーズ映画を見に来た人の数は、これまでに「映画ドラえもん」が唯一1億人を超えていますが、実写映画では今回が初めてだということです。

両シリーズには、第1作『のび太の恐竜』の併映が再上映版『モスラ対ゴジラ』だったという縁がある。
1954年に始まるシリーズが1980年に始まるシリーズに追いついたわけだが、数年間の中断をくりかえしたシリーズと、リニューアルした2005年を例外として毎年新作を上映したシリーズとで追いぬかれていたのは当然か。
毎年100万人以上を動員する『映画ドラえもん』が1億人を達成したのは2013年の『ひみつ道具博物館』なので、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』から約10年は『ゴジラ』シリーズの観客動員数が上だったはずだ。そこから10年以上も中断したのが響いたことになる。


観客動員1億人を達成した映画は両方とも東宝になる。同じ東宝の長期シリーズとして『名探偵コナン』があるが、検索しても総興行収入600億円記録としか見つからなかった*1
他社の長期シリーズでいうと松竹の『男はつらいよ』シリーズが1969年から1997年にかけて約8000万人を達成している。しかし主演俳優が亡くなって終わったシリーズ*2なので、今後に1億人を達成することは難しいだろうが。

*1:今年の第20作目でのこと。『名探偵コナン 純黒の悪夢』興行収入はシリーズ最高の60億到達 | アニメイトタイムズ

*2:ただし1997年のみ、主演俳優の死後に、素材を流用して回想形式で作った特別編。