法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜THE LAST SONG』第18話 セイタカアワダチソウ

とある父娘が住んでいる家の隣に、セイタカアワダチソウがおいしげる空き地があった。その花粉こそ、新たな公害「超人病」の原因だった。
ある日、父娘が乗っていたバスが超人に襲撃される。それから超人に変身するようになった父は、正義のためでなく、娘のために正義の超人としてふるまいはじめる。


會川昇脚本回にしてはシンプルなエピソード。主軸になっているのは、正体を隠して活躍する変身ヒーローの悲哀を描くというパターン。1期目の最終回で起きた新宿騒乱のため、超人が基本的に違法化されたことが背景にある。そこに過去に登場したゲスト超人がからんで、異なる出来事に直面して新しい反応を見せる。
外来種によって超人となるという設定から、てっきり異星人とのかかわりを描くかと思いきや、それとは少し違うオチ。セイタカアワダチソウの超人因子を抜き去ったのが地球先住の超人という結末は、人類こそがセイタカアワダチソウだということかな。