『おじゃる丸』おじゃる17

４月６日から第１９シリーズがスタートする「おじゃる丸」。
６日の放送では、なんと “１７歳”のおじゃる丸が登場します。
やんごとなきみやびな５歳のお子ちゃまとして、ゆかいな騒動を巻き起こしてきたおじゃる丸。１７歳に成長し謎めいた麗しき貴公子となって月光町を訪れます。

その成長した主人公との再会を通して、月光町の住人を紹介していくエピソードとして、そして抒情的なノスタルジアを生みだすストーリーとして、なかなかの佳品だった。
短い尺しかないのに、ちゃんとギャグとしても成立している構成もたくみ。成長した本人は高貴なたちふるまいを一貫しているが、外道な性格は変わっていないとオチで間接的に明かしている。
性格が成長しているようで案外と変わっていないところもふくめ、2009年にアニメ化された『ドラえもん』の「45年後…」を思い出した。
『大みそかドラえもん映画30周年！全部見せますスペシャル』どら焼き伝説を追え！／海賊大決戦・南海のラブロマンス／バイバイン／45年後…〜未来のぼくがやって来た〜 - 法華狼の日記

スタッフは、大地丙太郎監督による脚本コンテで、渡辺はじめ一人原画。
こまごまとした動きがアニメとしても楽しく、成長したおじゃる丸も世界観から浮かない絵柄でいて麗しい。