記事タイトルからは、すでに知られていた情報*1だとばかり思っていたが。
http://www.asahi.com/articles/ASJ3K5FGZJ3KUJHB00Q.html
「甘くておいしい」と人気の蜜入りリンゴだが、糖類の量は必ずしも多くはなく、おいしく感じられる理由は謎だった。
蜜入りの方が「果物の風味」「花のような風味」「甘い風味」が強い、との結果だったが、香りが分からないように鼻をつまんで試食してもらうと差はつかなかった。
ただ鼻をつまむだけだと、視覚的に蜜の有無がわかってしまうことが影響しないのだろうか、という心配は少しある。
とはいえ、香り成分の有無が違ってくることは明らかにされているようで、ならば味が変わるのも当然だろうな、とも思う。味そのものは同じでも香料で違う果物に感じることはよく知られているはずで、むしろこれまで同種の研究がなかったとしたらそれが不思議なくらいだ。
*1:朝日新聞の子供向けコンテンツでも指摘されている。asahi.com: リンゴの蜜はどうできる? - ののちゃんのDO科学