法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

映画『ドラえもん』の作画監督が黒澤明作品の俳優になれた可能性

実写とアニメを対立させて煽っている「おたぽる」の記事を受けて、大地丙太郎監督がかつてアニメが実写を追いかけていた時代を回想していた。
日々は楽しい♪ 実写、アニメについて来るな
そこに『影武者』の興行を『ドラえもん のび太の恐竜』が上回ったという報道があったこと、それが印象に残った理由として本多敏行氏の話が出てくる。

『影武者』オーディションは確か素人レベルを欲していたと思った。家康役の人、確か床屋さんじゃなかったかな?
本多さん、当時の風貌はまさに戦国武将そのもので、オーディションの一次、二次をどんどん通過していく。
おわーこのままじゃアニメーターやめて役者に転向するんじゃない?
いや、最終オーディションは乗馬らしいよ。そりゃ無理だ、馬に乗れるアニメーターなんがいやしねえ。
ところが本多さん、群馬の沼田出身で普通に馬に乗れてたと。
そんで最終オーディションも通過。
その話が当時いたシンエイ動画の隣にあった東京アニメーションフィルムに伝わって来るたびにずこーっとこけていた(^^;;
だが、本多さん、最終面接で撮影スケジュールを聞いて「あ、その期間、僕、ドラえもんの劇場版やらなくちゃいけないんで出られません」と言ったとか…。

本多敏行氏といえば、映画『ドラえもん のび太の恐竜』の福冨博監督とともに、旧あにまる屋、現エクラアニマルを設立した人物。近年にさまざまな媒体に顔を出していたが、白鬚をたくわえた修行僧のようないでたちが印象的であった。
その風貌をつたえるものがないか検索してみると、本多氏は剣術もつかえて、フルコンタクト空手の有段者でもあるという情報が見つかった。
古流実戦剣術会 : とみ新蔵 ブログ

撃ち太刀は元エクラアニマルの社長、現アニメ作画監督として活躍中の本多敏行氏(60歳)フルコンタクト系空手も有段者で、顔はイカツいが、心は菩薩。

旧あにまる屋にはトレーニング機器が充実していたという噂もある。なるほど黒澤明作品に起用されてもおかしくなさそう。