法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『芸能人格付けチェック!〜大物芸能人に常識はあるのか!?スペシャル〜』

今回は挑戦者全員が集団責任で落とされていくためか、GACKTは登場せず。かわりに市川猿之助が模範演技を見せていく。なるほど歌舞伎役者ならヤラセでなくても作法についてクリアしていくのは難しくないだろう。


しかし今回は見ていて首をかしげる項目があった。チェック5「常識のある謝罪記者会見」の状況設定だ。
芸能人格付けチェック! 2019お正月スペシャル|朝日放送テレビ

梅宮辰夫!浮気発覚!お相手は40歳年下!クラウディア似ハーフOLと3連泊 ショックでアンナ激太り
平泉成 泥酔でハチ公破壊!渋谷のシンボルが消えた!ハチ公に乗っかりボキッ!渋谷区長『待ち合わせ場所がない…』
和田アキ子 性別詐称!ホントは男だった!偽りの64年『ワイは男や…』峰竜太『気づいていた』名物番組は<アキヒコにおまかせ>にタイトル変更か

他に関根勤が脱税について、萬田久子が年齢詐称について、それぞれ謝罪する設定が与えられた。
明らかに危なっかしいのが和田の設定で、こういうのは今どきハラスメントだと和田自身がクレームをつけていた。それに加えて危なっかしいのが、どのような理路で誰に謝るべきかという判断の難しさ。
何かについて謝罪するということは、その何かが悪いことであるというメッセージになる。和田の状況設定でセクシャルマイノリティを傷つけることなく謝罪するのは難しい。
和田自身が会見中に笑いをこらえられなくなって、明示的に差別的な言葉が出なかったのは結果として良かったのかもしれない。


萬田ともども謝罪前提ではなく、どのように記者会見するかというチェックなら理解できた。
堂々とカミングアウトする会見にもできたはずだし、それを売りにするタレントとしての再出発を演じることだってできただろう。