昔々、ある川に流れてきた大きな桃を、洗濯していたお婆さんが見送りました。
内側から大きな桃を食べる音がして、小さな顔があらわれました。
赤ん坊です。
流れつづけた赤ん坊は、川岸にたたずむ犬と猿と雉をとおりすぎ、鬼ヶ島まで流れつきました。
食べた桃の力で大きな若者になった赤ん坊は、とても強いので鬼を退治しました。
お爺さんとお婆さんにひろわれなかった若者は、鬼の宝物をひとりじめにできたといいます。
そうしたかどうかは誰にもわかりません。
昔々、ある川に流れてきた大きな桃を、洗濯していたお婆さんが見送りました。
内側から大きな桃を食べる音がして、小さな顔があらわれました。
赤ん坊です。
流れつづけた赤ん坊は、川岸にたたずむ犬と猿と雉をとおりすぎ、鬼ヶ島まで流れつきました。
食べた桃の力で大きな若者になった赤ん坊は、とても強いので鬼を退治しました。
お爺さんとお婆さんにひろわれなかった若者は、鬼の宝物をひとりじめにできたといいます。
そうしたかどうかは誰にもわかりません。