法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

ゲーム「屈辱」をTVアニメで

皆が知っていることを知らないことで得点をえるという逆説的なゲームがあるとかないとか。
http://www.hakusuisha.co.jp/essay/2010/01/18/1040.html

誰もが読んでいると思われているが、実は自分は読んでいないという有名文学作品のタイトルを挙げて、参加者の内でその作品を読んでいる人の数が得点となるというゲームである。つまり、得点(作品を読んでいる人の数)が高ければ高いほど、その人に教養がないということになるというその名にふさわしい残酷なゲームなのだ。

http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20140616/1402912866

ふふふ……これなら誰も勝てまい……アイザック・アジモフ『われはロボット』!

特にSFクラスタでもなく、テッド・チャンやジェイムズ・ホーガンを全く読んでいない自分ですら既読だった……


しかしこれは趣味人が優越感を争いたがるジャンルでこそ盛りあがりそう。それも代表する作品数が少なくて、目にすることが容易なジャンルが良い。
すでに傍目からも論戦による消耗を感じるSFより*1、アニメの特定ジャンルで争えば激しいものになるだろう。TVアニメならば1話でも見ていれば負けとすれば、かなりの高得点をねらえるものがいくつか思いつく。著名作品でも未視聴な作品が多い。
たとえば作画アニメにして、ほぼ全国区放映で、普段はアニメを見ない層も視聴しているらしい話題作『ピンポン THE ANIMATION』すら見ていないのだ*2。しかしまだ放映中でソフト化はされていないし、最初から合わない人は一度も見ないだろうという予想もできる。


そこで作画アニメとしてだけでなく背景や演出でも高評価を受け、日常を中心にしつつアニメらしい訴求力も持ち、美少女キャラクター主人公ながら過剰なサービスシーンがないため広い視聴層を望め、近年の作品なのに放映やソフト化をくりかえし、インターネットでも初回を試聴できる作品……『かみちゅ!』でどうだ!
かみちゅ! | バンダイチャンネル|初回おためし無料のアニメ配信サービス

*1:とてつもなく失礼。

*2:……いや、絶対に質がいいことはわかっているので、時間に余裕がある時にまとめて見ようと後回しにしているのである。