法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

2ちゃんねるで一個人が個人攻撃をしかけて、まとめブログが利用しているという共犯関係

個人攻撃をされている一人としてライターの李信恵氏*1がいる。マイノリティであることと、WEBメディアでレイシズム批判記事を多く書いているためか、よくインターネットで批難の的になっている。当然のように2ちゃんねるで多数のスレッドが立てられ、誹謗中傷の場となっているのを見かける。
私も先日のエントリにおいてコメント欄で言及したが、李信恵氏に対して殺害予告まではいかなくても死を願う書き込みがあり、まとめブログ「保守速報」で無批判に採用されたことを確認している。
保守速報にかぎっては因果応報を感じる - 法華狼の日記

個人ライターに対して、「こいつまだ死んでないのか?(改行)いい加減死ねや。」という書き込みをわざわざ紹介したのはなぜだと思いますか?
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/381300780.html
元スレッドにはない[トンスライター復活]をエントリタイトルに入れた責任はとらなくてもいいと考えますか?
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1385474323/

「トンスライター」とは、日本にも伝わっている排泄物原料の漢方薬*2、あたかも朝鮮半島に限定された文化かのようにみなして差別する発想から来た言葉であろう。


しかし驚くべきことに、大元のスレッド群を立てているのが、ほとんど一個人によるものだとid:hompig氏が指摘していた。
http://hompig.hatenablog.com/entry/2013/11/26/202817

岐阜ネ卜ウヨの通称で呼ばれる固定ハンドル「文五右衛門 ◆bDBIBrQs3A(BE基礎ID:829 / 44841 / 44378)」は、2006年以前より2ちゃんねるで活動する、スレ立て荒らし、スレ立て人である。

ここで3つの実例を紹介する。

 1つ目は、ニュース速報板のスレ立てを通じた「特定日本人=有田ヨシフ」の定着。

 2つ目は、アフィブログ文化圏の影に隠れてフリーライター李信恵氏を効率的に誹謗中傷する姿。

 3つ目は、個人のツイートを元にスレ立てをすることで、自ら手を掛けずに憎悪煽動のシステムを駆動させる手法である。

 Google検索で約1,540,000件ヒットする【李信恵速報】の大元は、文五右衛門が粘着的にニュース速報板に立てたスレッドの数々である。

 李信恵速報は、ひとりの煽動者が憎悪の火種を煽り立て、有象無象の同調により作り上げられたネット上の風潮だった。

hompig氏のならべたスレッドの行数を数えてみると、79スレッドを一個人が立てていることがわかる。
さらに他の話題もふくめたスレ立てリスト全体を見て、あまりの長大さとスレッドタイトルに驚かされた。
TwitLonger — When you talk too much for Twitter


hompig氏は本人の書き込みを引用し、まとめブログとツイッターで話題性を増すことを意図していることも指摘していた。

248 名前: 急所攻撃(岐阜県) 2013/11/25(月) 01:01:30.74 id:CMV2v6/v0 ?PLT(12369)

つまり、繰り返すけれど

?ν速でスレを立てる ⇒ ?転載ブログに転載される ⇒ ?ツイッター民によって転載ブログが紹介される。

と云う流れなんだけれど、当然?まで前提にして、?のスレ立てを行う。

hompig氏は具体的に金明秀教授を話題にしたスレッドも検証し、問題の人物自身は誹謗中傷していない巧妙さを指摘していた。
先述したように、まとめブログ側がスレッドタイトル改変までした例もあり、引用や転載を超えた意思があることは明らかだ。


つまり問題はスレッドを立てた一個人にとどまらない。やはりスレッド内で同調する人々がいて、まとめブログが無批判にまとめて、ツイッターで拡散されていくからこそ、一個人がスレッドを立てつづけるだけで一部のWEB世論をつくりだせているのだろう。