法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『烈車戦隊トッキュウジャー』第1駅 始発駅 特急列車でいこう

ギャグ度が高いという事前情報しか持っていなかったが、まさか小林靖子脚本だったとは。


かなりコメディ度の高い展開だが、きちんとアクションの見せ場や巨大ロボ戦まで入れて、特撮ドラマとしてのサービスも満点。狭い列車内で格闘するという、作品独自の設定を最大限に活かしているところが素晴らしい。
さらに数字だけが固定され、色と武器は自由に交換できるシステムが面白い。ジェンダーとカラーを結びつけがちなスーパー戦隊だが、さっそく固定観念をひっくり返すように1号や4号がピンクに変身してみせる。思えば、同じ小林靖子メインライター作品で『タイムレンジャー』はピンクが女性でもチームリーダーだったし、『シンケンジャー』は女性が真レッドだった。


イマジネーションが力になるという設定で、ギャグっぽい描写やメインキャラクターの浮世離れした雰囲気も説明ができている。世界観が強固で、どれだけギャグを積み重ねてもゆらぎそうになく、シリアス展開があっても矛盾は作らないだろうという安心感がある。
特に感想エントリは書かないつもりだが、次回以降も楽しみだ。