法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『幕末太陽傳』がコミカライズされていた

さまざまな名作小説を漫画化しているホーム社から、A5サイズの大判で。
http://www.homesha.jp/e/comicbooks/p.php?tag=pc/sp/taiyo
古本屋で見かけて驚いたが、最近のデジタル修復にあわせて発売されたようだ。試し読みしてみると、けっこう出来がいい。
登場人物が美形の青年として描かれているが、画力は高いし、これはこれでアリ。特に高杉晋作は、ふくふくしい坊ちゃん顔の石原裕次郎が演じた原作映画より、イメージに近い。正直にいってアクション面では期待はずれだった原作映画*1よりも、幕末志士を描いた物語らしくなっている。


もともとホーム社のコミカライズ企画は、集英社から枝分かれした会社だけあって、イーストプレス社の似た企画*2より全体的に面白い。
http://www.homesha.jp/e/p.php?tag=series/i&i=bungo
ちゃんと手がけた漫画家を前面に出しているところも特徴。『シャーマンキング』の武井宏之が『動物農場』をコミカライズしていたりする。