法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ドキドキ!プリキュア』第30話 最後の試練!伝説のプリキュア!

今回は濱野裕一が初めて作画監督をつとめるということで期待していた。弾力ある動きと、影なしな破片を散らす作画が特長で、『スマイルプリキュア!』で印象に残るアクションの多くが、この若手アニメーターの仕事と推測されている*1
そして実際の作画は充分に良好で、しかも訓練ということで巨大ドラゴン相手の戦闘が2度あり、アクションアニメとして充分に満足させてくれた。特に洞窟内でのバトルで、キュアソードが立ちあがるあたりからが絶品。
作画の良さは、孤島を主な舞台にしたおかげもあるだろう。群集や建物を描かずにすんだリソースを、その分だけアクションにまわせる。


今回に明かされた設定については、シリーズ構成自身が脚本を手がけているのだが、正直あまり納得できなかった。
キュアエースがプリキュア変身能力を持つ前から孤島にある鏡をとりにきたとか、その時から子供の姿だとか、これまで謎だった設定がいくつか確定したわけだが、全体として納得ではなく疑問を残しただけに終わった。むしろ確定しないほうが、視聴者の脳内補完にまかせられたと思うのだが。

*1:あまり関係者ツイッターで言及されないので、担当パートが確定しづらい。