小山真脚本、園田誠コンテ、星野守作画監督。イレギュラーな強敵との前哨戦としては、悪くない回だった。
どの階級にも属さず、遊び半分で聖闘士と戦うパラサイトが登場。クロスをつけない強敵や、最強と称してすぐ破壊される龍座の盾など、原作を思わせる描写も多い。
だだっぴろく何もない中庭に舞台を限定し、主人公側3人と敵1人で物語を進行する。情報量をしぼっているから、唐突に登場した敵についての説明で過不足がなく、弱めの作画リソースも結末を除いて充分だと感じさせた。忍者能力を活用して強敵相手に二転三転する展開そのものも面白い。