法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『宇宙戦艦ヤマト2199』第17話 記憶の森から

ヤマト艦内で前回の反乱について収拾がはかられる一方、古代と真田と森は異文明の亜空間ゲートへ向かう。


今回もイズモ計画の大義については語られず、あくまで新見と真田がたもとをわかった後景として描かれる。ここまでくると、イズモ計画について本編でほりさげることは期待できそうにない。おそらくは裏設定的なものと考えるべき。スピンアウト作品に期待するべきか、あるいは二次創作の素材にするべきか。
異空間ゲートで中性子バーストをあびても真田副長が生きていたのは、身体を機械化している設定のためかと思ったが、水にもぐって遮断したという説明だけ。てっきりここで身体を機械化した設定を明かすため、アナライザーを連れていかなかったとばかり思っていたのだが。それとも次回以降に明かすための伏線だろうか。


全体として、伏線を回収というより整理していく展開で、そこから新たな謎として提示しなおす。数話をまとめて上映することを前提にしたかのように、はっきりとした結論を出さない回だった。
手描き作画された異文明のロボットと戦ったり、若いころの古代兄や新見が回想されたり、繋ぎ話なりのサービスは充分だったが、個人的には一話分の見ごたえがほしかったな。