太陽系からの離脱を前にして、地球との最後の通信と、無事の航海を祈る宴がおこなわれる。
戦闘もなく、おだやかな時間が流れる中で、乗員の悲喜こもごもが描かれた。印象としては、記憶の中の初代シリーズとほとんど変わりない。
もちろん女性が一人しか確認されていない初代シリーズと違って、女性がパーティーに多く参加していても不自然ではない。仮装パーティーに設定することで笑いをとりつつキャラクターを描きわけたりと、今作品独自の小技もきいている。別れを告げる相手のいない者が、それなりに現状を受け止めており、かなり前向きなところも違う*1。だが、全体としては初代シリーズの全体的な構成は現代でも通用するという印象を受けた。
最後の艦内番組放送でも、予想したとおり初代シリーズにオマージュをささげる歌が流れた*2。