法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ドキドキ!プリキュア』第16話 レジーナ猛アタック!マナはあたしのモノ!

敵幹部レジーナが堂々と主人公達に接近する重要回らしく、キャラクターデザイナーの高橋晃が作画監督
個人に対して接触をはかったり、正体を隠して接近するエピソードは珍しくないが、白昼堂々と仲良くなろうとしてやってくる展開は滅多にない。


ジーナに対する態度で、プリキュア4人の意識の違いも描けて、全体的に良い話だったと思う。あとはアクションさえ充実していれば『プリキュア』として満足できたのだが。
そんなレジーナは、これまでのエピソードで、もっとも自己中らしいジコチューだ。そしてその明確に自己中なキャラクターに対して、「にくめない」と主人公が評するところが面白い。
この作品が「ジコチュー」と「自己中」で異なる評価基準を持っていること、個人的な基準で動く「自己中」を全否定しているわけではないこと、といったことがはっきりした。
ただ、こういう展開にするなら、最初から幹部だけを「ジコチュー」と呼称して、怪物には別の呼称を設定すべきだったんじゃないかなあ、とも思う。


あと、マナが友達の話をするとレジーナがさえぎった場面は、独占欲のあらわれとして批判的に描写されているが……二人きりのデートと思えば、他の友達の話を楽しげにするのは、たぶんNGではなかろうか。