法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ドラえもん』インスタントママ/狙われたジャイアン

アニメオリジナルの前半と、わりと後期の原作からアニメ化した後半と。


「インスタントママ」は秘密道具「インスタントコピー機」で母親を複製し、専業主婦としての生活を楽にしてあげようとする話。連絡に携帯電話を使っていないくらいなのだから、両親が共働きしていないことを突っ込んではいけない。
一人の主婦としてがんばるという結論は、アニメ独自のもの。原作の野比玉子が見せるバイタリティから考えると、複製した自分を活用しそうなものではある*1。いわゆる「やりがい搾取」を内面化しているように見えた感じもあったので、のび太が秘密道具ではなくお手伝いで助けるというオチにしても良かったかもしれない。
主婦の苦労をコメディタッチで描いた良さや、手間をかけずに面白いビジュアルを見せたこと、0点の答案から誉められるところを探す巧さなど、原作から独立した作品としては良かったけどね。


「狙われたジャイアン」は「ジャイアン殺人事件」をアニメ化したもの。リニューアル後にもアニメ化されていた記憶があるが、簡単に検索した範囲では見つからなかった。
内容はほぼ原作通りで、ジャイアンの歌がトリックに使われる。ジャイアンの歌のひどさが設定として定着したがゆえの、ちょっとひねった展開だが、オチは藤子F作品らしいしょうもなさ。嫌いではないが。
あと、バナナの皮が登場するアニメオリジナル描写は、入れた意味がわからない。結局、床に置いたのは何のためだったのか。

*1:実際、「架空人物たまご」という原作エピソードで、秘密道具から登場させた物語の主人公達を家事に活用していた。