法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『宇宙戦艦ヤマト2199』第5話 死角なき罠

敵味方の人間模様を描きながら物語を進め、冥王星へ突入したヤマトが反射衛星砲に翻弄されたところで次回へ引き。


冒頭、ちょっとキャラクター作画のハイライトが少なめ。悪い作画というわけではないが、これまで安定していたので目についた。
死角こそないものの使い勝手が悪そうだった超兵器「反射衛星砲」を、本来は別の目的に用いていたと位置づけたリメイク設定は面白い。現場の判断で転用することで、ガミラス社会の身分制度を表現できるわけだし、少ない手札を駆使して奮闘する姿は技術力だけではない強敵らしさが感じられる。背景が過去のヤマト宇宙と違って真っ黒な星空であるため、ビームが切り裂く映像も美しく映える。