法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『惡の華』第一回(全十三回)

すでに漏れ聞こえている事前情報を得てから視聴したが、平川哲生助監督とは知らなかった。かつてのWEB上での活動や意見を思い出すと、ぴったりおさまったスタッフワークといった感じがある。
http://bokuen.net/interviews/yahi.html
上記ページを読み返すと、対談している山下清悟が、近年のTVアニメでロトスコープを取りいれた表現を模索している一人というところも面白い。その仕事の一端は『新世界より』EDや『鉄腕バーディーDECODE』EDで見ることができる。
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作品そのものは、原作に全く思い入れがない人間としては、ごくごく普通に引っかかることなく楽しめた。特に強くひきつけられることもないが、画面を見ていて飽きることもない。Eテレあたりで放映している、TVアニメの主流から少し外れたTV番組と見れば、そう違和感なく視聴できるのではないかと思う。
クローズアップでは人物が静止して画面がうるさくならないところや、背景が心象風景化してもシームレスに見られるところなど、実写ではなくアニメを用いた利点も確かに感じられた。