古賀豪コンテの要求が高すぎる。吹き抜けのタワーという舞台を利用して、高低差や奥行きを重視したカットが多い*1。絵面そのものは面白いし、TVアニメなりの表現はできていたが、緻密な作画であれば、より好印象になったろう。
過去シリーズと比較しても、それほど作画が悪いわけではないのだが、小松こずえ作画監督には荷が重すぎたか。もっと劇場映画で活躍するようなアニメーターも呼ぶべきだった。ざっくりした背景美術も好きだが、特別な建造物を舞台にした初回には合っていない。
物語については様子見。
とりあえず、主人公が優等生という事前記事を見ていて不安半分だったが、主人公の正しさを確信的に押し出す方針らしい。優等生らしい能力は見せたり説明したりせず、能動的に場をひっぱっていくキャラクターとして描いていた。