法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『相棒season11』第12話 オフレコ

自殺した議員秘書には他殺の可能性があった。その捜査情報が、伊丹警部から女性記者を経由して流出してしまった疑惑が持ち上がる。


ファンサービス的な回だった。失敗した伊丹警部が特命係に助けを求めただけではない。帝都新聞記者が登場したり、ちょこちょこ過去シリーズの要素が顔を出す。
現場に残されたノートパソコンがデータを消されていたことと、議員秘書の自宅に新しいノートパソコンがあったことから、いったい何が行われていたのか解きほぐしていく推理が良かった。ちょっとクイーンを連想させる切れ味。
あと、事件の真実が隠された背景は、かなり時事的な要素が強かった。脚本があがった時期から考えると、事実上の予見だったのかもしれない。まあ、脚本を書く前からも、日本の政治状況は同じようなところをグルグル回っていただけ、といえばそれまでだが。