法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『クレヨンしんちゃん』トンボの野原ひろしだゾ/シールを取り返すゾ

ドラえもん』最後の予告映像でピンと来たとおり、今回は作画的に充実していた。Aパートは針金屋英郎、Bパートは末吉裕一郎の一人原画。
Aパートは、何でも願いがかなうという言い伝えが唐突に登場。たまたま言い伝えの条件に合致した状況が起きて、ひろしがトンボへ変身してしまう。くしくも同日の『ドラえもん』Bパートと似た内容で、こちらは実際にトンボになると困ったことばかりで人間に戻りたくなる。人間に戻った時にちゃんと服が脱げたままなことと、たるんだ体型作画が良かった。
Bパートは、もえPシールを幼稚園に持ってきた風間君が、落とし物として衆目にさらされたシールを、こっそり取り戻そうとするシチュエーションコメディ。特に中盤の、しんのすけの尻にシールを貼ってしまってから、風間君が尻を追いかけるという勘違い展開が、作画的にも物語的にも白眉。しんのすけが当惑する描写は貴重だ。