法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『エウレカセブンAO』第十八話 ドント・ルック・ダウン(episode:18 third engine)

脚本として和場明子が初参加。すでに外伝マンガのシナリオを担当しているらしいが未読。


前回に続いてアオが米軍にとらわれた状態なので、フレアとエレナの衝突で物語が動いていく。だから女性脚本家に担当をわりふったのかな、と思ったり。
しかしエレナの不審な行動は今回まで秘密裏だったわりに、真相は全く明らかになっていないわけで、あまり情報開示の手際は良くない。その手際の悪さをフレア個人の性格描写として回収することで四苦八苦といったところ。
格納庫内で味方機同士が格闘戦をしたり、ガゼルが悪役を演じて子供達を動かしたり、いくつか見せ場はあったものの、全体としては繋ぎ話。対シークレット戦が一段落ついたので、本格的な対人戦が始まるという引きは期待させるが、多くの謎を積み残したまま対立構図が変わることに不安もある。


今回トゥルースが出なくても展開が足早だったのだから、あまり真意も立場も正体も隠した人物ばかりが表舞台に立つのは、ちょっと連続活劇としてつらいところがある。
BLOOD-C』ほどではないが、似た問題点を感じている。『屍姫』のようにならなければ良いのだが……