法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『聖闘士星矢Ω』第 22 話 友への思い!忍の道と聖闘士の矜持!

前回の予告でも煽り文字で書かれていたが、忍者か聖闘士かどちらの道を選ぶのかと問われても……どうでもいいわ!
「お主、そのみょうちくりんな装束は……」「(どっちが……?!)」……どっちもどっちだよ!


今回のノリは予想以上にトンデモだった。いや、学園の正体が明かされる以前から地下牢に忍者が閉じ込められていた真相とか、シリーズ構成上の疑問はひとつひとつ処理しているのだが、描写のひとつひとつにツッコミどころが多すぎて、疑問が解けたという気分に全くなれない。
忍者はテーマパークのように堂々と門をかまえているし、幻術や口寄せの術はやりたい放題だし、そのくせ忍者修行では忍び刀を使って塀登りをしたりと細かいし。
勝間田具治がコンテ担当で、原画に佐々門信芳がいるという、スタッフワークも奇跡的。後半の戦いなど、三人の思いがいりまじる展開を斜めの構図でうまく切り取ったり、父子のぶつかりあいでは真下から見上げる構図を使ったり、けっこう年齢を感じさせない面白いコンテだったのが、物語のアレさを逆に際立たせた感すらあった。