法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『機動戦士ガンダムAGE』第40話 華麗なフラム

今回の話ではないが、結局のところ戦艦に乗った子供3人はドラマを生まないまま退艦した。回想で処理されても、ともに生活していたという感覚は生まれない。フラムの抱いていた不信感も、イベントらしいイベントもなく消え去った。やはり日野作品はユーザーの遊ぶ余地を用意するゲーム的なキャラクター配置を特徴としており*1、必要充分な要素だけに整理するアニメ的なキャラクター配置とは異なる感がある*2


メカの作画演出は良かった。絵コンテは初参加の西澤晋で、月面を3DCGで背景動画化した高速戦闘が特徴的。
原画で田中宏紀も参加していて、Bパートの高速戦闘のいくつかがそれらしいと感じたが、前回の参加と比べるとディテールが変化せずわかりにくかった。進藤ケンイチが全体に作画修正をほどこし、ディテールを増したためだろうか。
ただ、真空なのに煙が巻き込んだりたなびいたりする作画が多いのは、ちょっと気をつけてほしかった。ガンダム宇宙なのでしかたないが。

*1:だから二次創作しやすいのだろうとも思う。

*2:TVアニメでは、展開に余裕を持たせるためキャラクターを多めに用意するくらいが良いらしいが。