法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ドラえもん』キャンディーなめて歌手になろう/もどりライト

今井一暁演出およびAパートコンテの動画工房回。なかなか良いレイアウトとアニメーションが楽しめた。
特別に目を引く作りではないが、手堅く安定感あるしあがり。


Aパートはリニューアル後にもアニメ化。その時はスキマスイッチによる『恐竜2006』の主題歌「ボクノート」を引いていた。今回は誰だろうと思っていると、何の縁だか由紀さおり。公式サイトに事前情報が出ていたことを知らなかったので、伏線なしの実名登場に驚いた。
http://www.tv-asahi.co.jp/doraemon/contents/topics/backnumber/0322/top.html

由紀さんは、お姉さんの安田章子さんと共に、2000年公開の『映画ドラえもん のび太太陽王伝説』の主題歌を手がけたことがあり、その縁もあって今回の特別出演が決定しました!


Bパートは橋本アキラコンテ。過去には『RD 潜脳調査室』等のコンテを担当していたが、あまり仕事が引っかからない。誰かの偽名だろうか。
秘密道具で様々な物体の原材料を実物として知っていく、好奇心を純粋に満たしていくような原作に、スネ夫との知恵比べ要素を足している。原作のままでは尺が余ってしまうのだろう。
単にわかりにくい原材料を知っていくだけでなく、一見して明らかな毛皮等が偽物だったというひねりを加えつつ、最後の最後に本物が登場して大騒動という結末。原作のオチと同種ながら、直前にひねりが入っているので原作既読者としても衝撃度が高く感じた。良アレンジだ。
あと、原作通りに畳の原材料を調べる時、緑一色で処理されている床をカーペットと解釈したのが細かくて良い。