法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

国歌斉唱への同調を主張する人間が、式典とは無関係なことを重視していることの生きた証拠

そもそも学校行事は国事行為でも何でもない。生徒のため、あるいは学校のためというならば、同じ象徴でも国旗や国歌より校旗や校歌を優先するべきだろう。卒業生と在校生のエール交換などが重視されるべきだろう。
なお、学校という狭い共同体で抑圧されているような生徒をおもんばかれば、それらのエール交換も義務であるべきとはいいがたい。学校が社会に出るための準備であればこそ、対話と自主性が尊重されてしかるべきだろう。


さて、以前に国歌斉唱で起立しなかった祝辞の場で批難し、生徒をふくむ学校側から抗議が殺到した西田薫議員が、新しいエントリを上げていた。
ご無沙汰しております | 西田 薫のブログ

今回の大きな騒ぎになってしまった事で
結果、主役である卒業生を一番傷つけてしまいました。
そのことは深く反省しています。


マスコミ各社の取材にもこれだけは言いたいと
述べた事が、まったく放送させれませんでしたので
あらためて申し上げますと、
上記の内容の通り、卒業生を傷つけてしまった事への反省から、
(あくまでも騒ぎを大きくしたことに対して)
来年度も同じような態度をとりますか?との問いに対しては
結果卒業生を傷つけてしまうかもしれませんので
来年は慎重に判断しますとお答えします。


ただ、それを云うと、毎回、不起立で騒ぎを起こしている
不起立教員には、卒業生を思う気持ちが全くないということが
今回、改めて深くわかりました!
これだけは述べたいです!とインタビューに答えていました。


君が代の意味を知っているのか?や
思想信条の自由がある!とのいろいろなご意見はあります。
しかしルールはルールです。


早くこういった教員は辞めてもらうしかないと
一層強く思っています。


23日には職員基本条例、教育行政基本条例が成立しました。
一層改革が進むと思います。

狙っているんじゃないか、と思えるような展開がすさまじい。これは放送しなかった報道機関に感謝すべきところだろう。
結局のところ、何一つ根本が理解できていなかったようだ。コメントであれほど「不起立教員」に卒業生を思う気持ちがあったことを指摘されながら、自分こそが卒業生の気持ちを踏みにじったことがわかっていない。いや、わかれば辞めるべきという言葉が自らに返ってくるのを怖れているのだろう。
残念な卒業式 | 西田 薫のブログ
式典で騒ぎを起こしているのは、不起立する側ではなく不起立を問題視する側ということがよくわかる。