amazonレビューは政治的主張をする人たちに乗っ取られつつあった - 情報の海の漂流者
amazonのレビューに実際に購入したことを証明する機能がついたということが話題になっていた。
この制度については、商品を購入していない人が評判を上げるために絶賛レビューを書いたり、嫌がらせ目的で中傷レビューを書いたり、といった「ステマ」的な行為に対する抑止力として機能することが(一部の人に)期待されている。
上記エントリの懸念は確かに問題だ。差別問題に限らずとも、ひどいレビューを散見してきた身として心情的にも同意できる。
SF作家による『僕の妹は漢字が読める』レビュー批判も記憶に新しい。
山本弘のSF秘密基地BLOG:『僕の妹は漢字が読める』の感想がひどい件
歴史認識問題にからんで私も批判したことがあった。
いろいろな従軍の思い出 - 法華狼の日記
少なくとも、発売前の商品に対してレビューがつけられるような状況は改善されてしかるべきだった。
だが、レビューも一つの表現ととらえるならば、商品購入の参考にはならずとも、ある種の価値があるのではないかと思うこともないではないように考えられなくもない気もしている。
そこで、過去に話題になったりならなかったりしたAmazonレビューについて、簡単なまとめをしておきたい。
まずはfut573氏のエントリでも紹介されている、NO.1レビュワーとNO.2レビュワーの好対照ぶりが面白い。
AmazonのNo1レビュアーがネトウヨな件 : てきとう
232 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/02/24(金) 12:44:29.93 ID:TSQCEgbD0 MORE (モア) 2012年 03月号 [雑誌] 5つ星のうち 1.0 猛プッシュ, 2012/2/23 ↓ベストレビュアーランキング: 1 ____ / / \\ . / (;;..゜);lll(;;..゜)\ あまりの韓国プッシュに心底ウンザリしました。 / ⌒(__人__)⌒ \ 日本で雑誌を売るなら日本人向けの内容にしてからにして欲しいです。 | ノ( |r┬- | u | 日本人の私には付いて行けない内容です。 \ ⌒ |r l | / ノ u `ー' \ 李香蘭と原節子 (岩波現代文庫) [文庫] 5つ星のうち 5.0 李香蘭と原節子 一見対照的な2人の大女優の歩みとその近似性について, 2012/2/19 ↓ベストレビュアーランキング: 2 ____ / \ 10年近く前『日本の女優-日本の50年 日本の200年-』を読み、 / ⌒ ⌒ \ 今回その書籍が『李香蘭と原節子』と題名を変え、文庫本の体裁になったわけで、 / (⌒) (⌒) \ 久しぶりに再読しました。映画史を教えておられる明治学院大学教授の | __´___ . | 四方田犬彦氏の二人の昭和を代表する名女優の生涯を、当時の主演映画を \ `ー'´ / 通して鋭く考察した知見が至る所で伝わってくる名著だと思います。 1920年生まれという同い年の李香蘭と原節子ですが、その歩みは対照的だと思ってきました。 意外にも結構接点があり近似性も感じられるなど、精読すればするほど映画史の奥深さが伝わってくるようでした。 1937年ベルリンの大使館のパーティで一緒に写っている原節子とゲッベルスの写真(59ページ)にあるように 『新しき土』や『サムライの娘』などの国策映画での彼女の立ち位置は、戦後の小津安二郎作品での役柄とは別の印象を もたらしていました。原節子のバタ臭い風貌は李香蘭と同じような雰囲気を持っていたわけで、その戦前の役柄の近似性を改めて感じました。 小津が60歳で生涯を閉じた時が大衆の前に姿を見せた最後だったこと(233ページ)は彼女の戦後の人生の歩みを考えても印象的です。
日本とアジアの文化関係という出来事で、こうも語り口調や視点が違うのかと思うところ。
sasabon氏はページ数をきちんと記載しており、きちんとレビュー対象へ目を通しているのだろうという説得力を感じさせる。「ゲッペルス」ではなく「ゲッベルス」と記述しているところも地味にポイント高い。
ベストレビュワー*1の一人であるインク氏のレビューは語り口調にファンが多い。特に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の誉め殺しレビューが絶賛された。
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』有名になりすぎて消されたレビュー書いた人の新しいレビューがまた消されてる - 主にライトノベルを読むよ^0^/
あまりに面白すぎたためか当該レビューは消去されてしまったが、他にも面白いレビューが残されている。個人的に興味深かったのがドキュメンタリ『LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語』に対するレビューだ。
Amazon CAPTCHA
「2010年7月24日のあなたの日常のひとコマを記録しませんか?」
YouTubeからの呼びかけで192ヶ国から86000本もの映像が届けられた。
その膨大な数の映像は一流のスタッフたちの手によって一本のドキュメンタリー映画に仕上がった。
完成したそれに明確な意図はなく2010年7月24日の世界中の人々の、あるがままの日常を見ることができます。
何かを怖れる人、何も怖れない人
何もない一日だったと涙する人
ぶっそうなことをつぶやく人
今が楽しくてしかたない人
自分を変えたいと願う人
ブランドを自慢する人
武器を見せつける人
ひたすらさわぐ人
あきらめない人
告白をする人
空を飛ぶ人
旅する人
祈る人
恋人
人
隣人
泣く人
わらう人
眠ってる人
怒っている人
万引きをする人
結婚式をあげる人
冷蔵庫を愛する男性
シャワーを浴びる女性
偶然の出会いをした二人
オーロラ、花火、パレード
ナルトが大好きな海外の少年
どこかで暮らす日本人親子の朝
何だか今日は特別な一日だった人
【ドキュメンタリー】という言葉を辞書で引くと
「実際にあった出来事の記録を中心として、虚構を加えずに構成されたもの」といった解説が載っています。
優秀だと評価されているドキュメンタリー作品の中には、明らかに製作者の思惑が透けて見える、
むしろフィクションのような代物も少なくありません。
特に最近のものはその傾向を強く感じます。
そう考えると、もしかしたらこの作品は世界ではじめての純粋なドキュメンタリー映画なのかもしれません。
充実した特典映像にはメイキングの他にも日本からの投稿だけを集めて製作された短編映像が収録されており
とても優しい仕上がりで、ほんわかとさせてくれます。
ドキュメンタリ観には異論があるが、作品の特長を視覚的に紹介するレビューとしては良作かと思う。
タイポグラフィレビューは他にも存在し、なかでも力作の一つが『カントの人間学』に対するyojisekimoto氏のレビューだろう。
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待望の邦訳である(表紙は岡崎乾二郎)。 重要なのは7章の「源泉・領域・限界」の『論理学』と『オプス・ポストゥムム』(遺稿、遺作)に触れた箇所だろう。 『論理学』では文法上の「主語」「述語」「繋辞」(96頁)がそれぞれ、 『オプス・ポストゥムム』の「源泉・領域・限界」、つまり「神」「世界」「人間」(94頁)に対応し、 さらに『第一批判』の「理性」「知性」「感性」(106頁)、 全体系では「純粋理性」「実践理性」「判断力」(106頁)に対応する、という指摘は参考になった。 (三幅対を強調すれば以下の図のようになるだろう) 神 _________ 世界 遺稿 (源泉)|\ /|(領域) | \人 間 学/ | 主語|__\ /__|述語 論理学 |\ \人間 /| | \ (限界)/ | 理性|__\ | /__|知性 能力 |\ \繋辞 /| 純粋 | \ | / |実践 理性批判|__\_|_/__|理性批判 批判書(↑レベル) \ \感性 / \ | / \ | / \判断力批判 あるいは、 能力 |批判書 | 論理学| 遺稿 ____|____|____|_____ | | | 理性 |純粋理性| 主語 | 神 ←ア・プリオリ? | | |(源泉) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 | | | 知性 |実践理性| 述語 | 世界 | | |(領域) | | | 感性 |判断力 | 繋辞 | 人間 | | |(限界) 特に『オプス・ポストゥムム』を人間とは何かという問いの中で重視する視点は、未だに先駆的であろう。 ただ、フーコーが最後にニーチェを持って来たのは唐突すぎる。ニーチェはライプニッツとスピノザを経由してはじめて歴史的に出現するのだから、カントから直接は出て来ないはずだ(『オプス・ポストゥムム』は何よりもスピノザ再評価の書である)。 ちなみにカントのカテゴリーの4分割を重視し全体系を図示すると以下のようになるだろう。 (形而上学の位置付けは上下逆になるかも知れないが、人間学を全体系の末尾におくのはフーコーの見解とそう違わないと思う。) __________________________________ /| /| (認識) /| / | 人 / | / | / | / | / | /___|____________間___|____________/ | /| | /| | (快、不快) /| | / | | / | | 学 / | | / (欲求) | / (性格学)| / | | /___|___|________/___|___|________/ | | オ| | | | | | | | | |永 | | | | | | | |論 プ|遠 | | | | | | | | |平 | |_______|____|___|_______|____|___|理 ス|和 | /| | | /| | | /| |の | / | 自 然| の |形/ |而 上 |学 | / |学 ・|た |/ | | |/ | | |/ | |め |___|_______|____|___|_______|____| | ポ|に /| | (徳|論) /| | | /| | | / |人 倫|の | / |理性の限界内における | / | | ス| /(法学) |形 而 上 学| /宗教(目的論) | / | | |/___|___|_______|/___|___|_______|/ | | ト| | | | | | | | | | | | | | | | | | ゥ| | |_______|____|___|_______|____|___| | | / | | / (数学)| | / ム| | / 純 粋 | 理 |性/ 批 判 | | / | |/ | |/ (物理学) | |/ ム| |___________|____|___________|____/ | / (倫理|学) / (美|学) / | / 実 践 理 性 批 判 | / 判 断 力 批 判 | / | / | /(目的論) | / |/_______________|/_______________|/
yojisekimoto氏は他にもアスキーアートを利用したレビューを多数おこなっている。アスキーアートを用いないレビューのまともさとの対比が楽しい。
http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A1BIQ12WNHZ752/
むろん、ここまで来るとレビュー対象への興味がそがれてしまうところが難ではある。「ちなみに」以降の記述は、完全に書籍紹介ではなく自説開陳の域だろう。
そうした自分語りレビューというものも多くて、もちろん大半はつまらないわけだが、私小説の香気が漂う作品もまれに存在する。西村賢太『苦役列車』のレビューもその一つか。
もたざる者たちのバイブル
今、テレビに出るのは「もってる」人ばかりだ。甲子園の優勝投手で早稲田に進学し、今季日本ハムに入団した斎藤佑樹は自らを「もってる」と言った。名声もあり、素晴らしい仲間もあり、今は、日本中の報道関係者をもっている。な〜んももってないオレは、口をアングリとして見るほかはない。
テレビではニュースをやっている。直木賞、芥川賞の発表らしい。「道尾秀介」…あ、このまえ情熱大陸に出ていたぞ。才能あり、大ヒット作連発、セレブな友人多数。写真のモデルにもなっていた。こいつももってる奴だなあ。「きことわ」…なになに、慶應義塾大学院生の20代?フランス文学者一家?あ、きれいな人だ。才色兼備じゃねえか。この女性ももってるなあ。
今や、もってる人でないと世に出ることは難しい。傑出した能力、清潔な外観、温厚な性格、つまり紳士淑女でないとダメなのだ。彼らは瞬く間にもってる者同士でネットワークを築き上げてしまう。今流行の「無縁社会」も、もってる人達による囲い込み運動の結果にすぎない。そして、彼らは決して「もってない」我々は視界に入らない。
ニュースは続いている。え、もう一人、芥川賞いるのか。ぱっとしない中年男がでてきたぞ。
「今から、風俗行きます。祝ってくれる友だちもいませんし、連絡する人も誰もいません」 ???
なんだ、こいつは?見事なまでに、もってない!!!オイラはすぐに本屋に駆け込んだ。お金を使いたくないが仕方ねえ。「ボクに『苦役列車』を売ってください」
すげえよ、これは。ここまで魂をゆさぶられたのは久しぶりだ。この孤独感。この孤立感。この虚無感。あがいてもあがいても浮かび上がれない息苦しさ、滑稽さ。これは、もたざる者の、もたざる者による、もたざる者のための書だ。
日雇い先に向かうバスの中から野球場が見える。そう。オイラも何度も見てきた。バスからは決まって野球場が見える。誰もいない野球場が。
圧巻は、日下部の彼女と接点をつくるため、一緒に野球を観に行くシークエンスだ。そこだけ主人公の頭は素早く回る。断じて怠惰ではない。フロイト曰く。「性衝動は自分が思っているよりもはるかに強い」しかし、主人公は失敗してしまう。『苦役列車』が優れているのは、もたざる者の声を代弁してるからではない。もたざる者が怠惰な海に心地よく浸ったときの苦境をあますところなく描いているからだ。
それにしても、我々にしかわからない世界だ。よくぞ、選考委員の方々が推してくれたものだ。おかげで、怠惰なボクも西村賢太を知ることができた。その僥倖に深く感謝する。
書籍の存在を知ってから購入にいたるまで、ことこまかに描かれている。作品との出会いとは、確かに内容にとどまらない面もあるということを思い出させてくれる。
同じようにレビュー対象との出会いを思い出しているものに、伝説的なゲーム『たけしの挑戦状』に対するレビューがある。
何をしたいか、何をするか?
衝撃性から5つ星♪
そもそも『たけしの挑戦状』はソフトとしては流通していないファミコンゲーム。それなのに現在も購入者から自分語りを引き出しているところが伝説のゆえんか。
いわゆるクソゲーやクソアニメといわれる作品群に同種のレビューがつくことが多く、作品以上の面白コンテンツとなっていることが少なくない。
さて、Amazonはメディアだけでなく、電化製品等も売っている。そうした商品を真面目にレビューすれば身近な使用経験を書くのが当然で、自然と自分語りに近い形式となりやすい。
だが、その語る内容が不自然すぎて、心をゆさぶられる域に達しているものも存在する。先だっての花王酷評レビューもその一つではある。
書籍化されたケータイ小説『恋空』へのレビューをさらにレビューしたエントリが過去に話題となっていたように、インターネットで話題となった商品に対して皮肉やレトリックに満ちたレビューがつくことは多い。
『恋空』amazonレビューが炎上している件について吟味する: やまもといちろうBLOG(ブログ)
むろん差別意識や皮肉があからさますぎれば、ゆさぶられて感じるのは嫌悪感にすぎなかったりするが。
しかし情熱のありかがどこにあるのか全くわからない、それゆえの面白さを感じるレビューも確かにあるのだ。「ZOJIRUSHI ステンレスボトル タフ」に対するレビューがその一つ。
あまり他の人に教えたくないですが象印最強伝説です
僕の中では保持温度・デザイン・手入れ・耐久など総合評価で象印>タイガー>サーモスの順です。容量が多いほど保持温度は高いですがこの2Lは世界最強です。氷屋の氷を一杯まで入れて室内常温保管で1週間持ちます、氷屋が近くにない人はコンビニのコクボのロックアイスでどうぞ。良くホームセンターなどで腐っちってる安物の水筒が1L、980円や2L、1890円などで売られていますが、それを買おうとしている人を見るといつも思い出す事があります。海外激安ツアーでバンコクからぼろいバスでアンコールワットに行った時の事です。
みんな暑いので水や水筒を持っていました、前日からホテルの冷蔵庫で2Lのペットボトルを氷らせて持ってきた外人もいましたが何時間もかかって到着して、そのあと何時間も歩いて見学をした頃にはみんな汗だくでした。ペットボトルを氷らせた外人・腐った水筒で何とかなると思っていた友人や他の旅行者、みんな死亡寸前でした。僕はジャラジャラガラガラゴロゴロと大量大粒のコクボが残っている水筒をわざとオーバーに右や左に傾けて何度も何度もコップに注いで涼しげな顔をして飲んでやりました。ほんとに象のように大量に飲みました。あの時の白人外人の(なんなんだあいつの持ってるポット!?)(あれがほんとの最強に冷たい水がいくらでもジャンジャン出てくる魔法の瓶なのか!?)(あ、あ、あれが伝説の象印マジックポットだ!!!)ああ・・ベンツの時代が終わり世界はトヨタの時代なんだなという外人の顔が今でも忘れられません。その時の(ZOJIRUSHI)のステッカーは世界遺産のアンコールワットに負けない位、本当に本当です青や紫などの虹色の輝いていました。みなさんも脱、腐った水筒宣言をしましょう。さあ!貴方も今すぐに家にある腐った水筒は全部窓から投げ捨てて世界最強の象印マジックポットのオーナーに!今すぐ!!やれば出来る!!!
比較評価で他社をおとしめ、不自然なまでの絶賛でいわゆる「ステマ」かと思わせつつ、思い出したという海外激安ツアーから怒涛の超展開。「白人外人」に対する無駄な優越感は『美味しんぼ』の台詞回しを思い出せ、最後は香具師というより松岡修造の域にいたる。
これを書いている鉄工所 "溶接工"氏のレビューがこれ一つだけというところも味わい深い。
謎の情熱という意味では、精力的にアダルト商品へ絶賛レビューをつけているすみしぃ氏も面白くはある。レビューの文章自体もアダルティなので、その意味で注意。
http://www.amazon.co.jp/gp/cdp/member-reviews/A2IKBY603FKYQ4/
しかしながら問題もある。少年マンガに対しても自重せず、アダルト商品と同じようなレビューを投下しているのだ。
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表紙からも分かるように、なかなか古い絵柄だ。しかし、描かれた女性の身体は肉感的で良い。今のジャンプじゃ勃たない人にお勧め。当然がっつりぶっかけたのでページを紹介。まず表紙。4、6、11、12、13、21、22、23、25、26、28、38、39、43、44、46、53、66、72、73、79、89、92、93、94、95、104、111、130、132、135、138、139、140、141、151、156、のページである。
ページをしっかり記述しているあたり、ちゃんと読んで紹介してはいるのだろうが……
アダルト商品レビュワーには謎の情熱を持った人が他にもいる。ミフネ氏だ。
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面白いのが年齢設定で、約80歳と自称している。その年齢設定が自分語りとあいまって、独特の味を生んでいる。
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これまで私は女優の(ましてやアイドルなどの)フアン的立場は通過してきませんでした。しかし、喜寿を迎えた昨年、孫が持ってきた週刊誌で目にした吉木りさ嬢に私は目を奪われたのです。老眼鏡を掛け直してまで彼女の写真ページを見ている事実とその胸の高ぶりを孫ら家族に気取られぬよう、普段発揮しないほどの集中力を要しました。目を奪われた後にはすでに心まで奪われておりました。いくばくかの年金と若いころの蓄えをもって、金太郎飴のようにどこを切っても単調な毎日をただ死に向かって繰り返すだけのそれまでの日常が変容しました。街頭テレビのような白黒だった景色が、地デジの総天然色になった心地でありました。息子がかつて、キャンデーズというお嬢ちゃん達の熱狂的なフアンとなり、折角入った大学での学業もそこそこに、悪友らと揃いの法被を纏い全国各地を追っかけていた時期がありました。私はそれを呆れと諦観をもって眺めていました(追っかけの費用をアルバイトで捻出していたことだけは誉めねばなるまい)。読者諸兄にはさらに自分語りを続けてしまうことを許していただきたく思いますが、回顧すると私はまこと朴念仁でありました。しかし私の今の心境もまた、かつて私自身が嘲笑った息子とおそらく全く同じであろうことをここに恥ずかしながら告白せねばなりません。昨今ネット上で「○○が好きすぎて死にたい」なる言辞をしばしば目にしますが、まさにその心地であります。若者への迎合ではありません。その表現が今の私にはとてもしっくりくるのです。美しく愛嬌のある顔貌と瑞々しく健康的な肢体、そして耳に心地よく鈴を転がすような声(フアン諸兄には言わずもがなでありましょうが、吉木嬢の声といったらもう…天女もかくや、といった風情です。)に魅せられた私は、このDVDを含め4作品を購入しました。吉木りさ嬢は私にとって中宮寺の伝如意輪観音なのです。慈愛に満ちたご尊顔、たおやかで官能的ですらある頬にあてた指、その神々しさに私はただただ圧倒され、ひざまずかずにはおれません。とはいえ客観的にみると、私は孫ほど年の離れた「グラビアアイドル」のお嬢さんという年不相応なものに傾倒している老人でありましょう。「キモい」と揶揄されても仕方がありません。何の衒いもないかと問われれば正直に申して、年甲斐もないという照れ、長年の信念を改めることへの不安、世間様から批判される恐れは皆無ではありません。しかし私がより恐れるのは、自身の率直な気持ちを自ら封殺してしまうことです。読んでいただきありがとうございました。長文多謝。
なお、なぜ「設定」と見なしているかというと、しっかり韓国バッシングにも参加しており、そのレビューのために立場設定を変えているからだ。
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この世のいろんなものに嫌気がさし、自暴自棄になり購入しました。なぜか異常なまでに購入に勇気を必要とするビジュアルですが、韓国では一般的に食べられている食材だとか。夕飯のおかずに出したところ主人と義父が「悪ふざけが過ぎる」と烈火のごとく怒りだしました。決して家族にス力●ロ趣味を押しつけるつもりはないことなどを必死で説明してすんでのところで事なきを得ましたが(スンデだけに)、あまりの狼狽のためにお腹が痛くなり、スンデそっくりのものが私のズボンの後ろを膨らませるところでした。
もちろん説得力は皆無。しかし、ぽっと出の他のレビュワーと違って、以前から「うまいこといってやった」感の高いレビューを量産していたため、頭一つ出た内容にはなっていると感じさせる。レビュータイトルが「味は悪くない」であるところも味わい深い。
そして、設定が特徴的なレビュワーというと、MKさん(仮名)氏にとどめをさすだろう。
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リストを見てのとおり、特定の番組の特定のキャラクターに対して特化している。なりきりレビュワーといったところか。
下記の「ガチャピンよりもずっとカッコいいですぞ〜!」というタイトルのレビューは、コメント欄までふくめて完結している。
ガチャピンよりもずっとカッコいいですぞ〜!
わたくしはガチャピンなんかよりも、その横でいつも穏やかな雰囲気でいるムックさんの方が好きであります。この人形はムックさんのきめ細かいキューティクルのかかった毛の質感もしっかりと再現されていて、触るだけで癒されること間違いなしでございますぞ。
最初の投稿: 2010/02/26 10:31:45:JST
YAKURIさんのコメント:
ムック乙
投稿日: 2010/02/26 10:42:40:JST
neneさんのコメント:
ワロタww
投稿日: 2010/02/26 14:14:16:JST
よごっちさんのコメント:
自演wwww
絶対に参考にはならないが、こういう人を傷つけないチャランポランさは許容されたいと思うのだ。