息をもつかせぬ大乱戦を、復調した作画と様々な新規3DCGで見せてくれたので、見ている間はだれずに楽しめたものの……今回の逆転要素をいくつか前倒ししておけば数話前に感じた拙速感も抑えられたのではないかと思う。
たとえば、エグザイル同士の決戦は14話で見せておけば*1、戦術の一つと受け止められるので今回のような短い描写でも満足できただろう。
また、ソルーシュが生きていたまではともかく、戦闘でファム側に味方するのは、なしくずし感が強い。何とか和平会議関係にいれこむことはできなかったか。
前回までの混迷といざこざが、ファムが主人公として最前線に立つための状況整理ということで、シリーズ構成への納得感はあった。各話脚本をもっとていねいに詰めておけば、巧みな展開と舌をまくこともできただろうに、色々と惜しい。
*1:当時の感想では見せないからこそいいと思ったのだが。http://d.hatena.ne.jp/hokke-ookami/20120130/1328024924