法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『祝!ドラえもん 誕生100年前xクレヨンしんちゃん 映画20周年 Wアニバーサリー 春のアニメ祭』

3時間近くの特別番組で、映画はED主題歌以外はノーカット。
クレヨンしんちゃん』は主題歌を担当しているAKB48チームが登場するスペシャル番組の後編が放映された。マイナーな宇宙人目撃談からロボットのデザインを引いていたところが楽しかった。声優挑戦も、全体的にアニメ声優っぽい声質だったので違和感が少なめ。しかし作画はダイジェストで見た前編が上だったようで、未視聴なのが残念。


映画そのものの感想は、基本的に劇場で見た通り。
『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』 - 法華狼の日記
やはりキャラクターの情動はうまく補って繋げていたが、SFとしては後退したといったところ。方向性は間違っていないが、好みとは正反対という、痛し痒しなアレンジ。
しかし少なくとも、ロボットにかわりがいるという台詞を敵が口にするべきではなかった。鉄人兵団は、ロボット世界においては奴隷制をやめたリベラルな集団なのだから。むしろ、人間に改造された哀れな同胞自身のためを思って、泣いて馬謖を斬るくらいの演出をしてもいいと思うくらいだ。
映像的には、ザンダクロスの脳内が空洞になっていることへの違和感が強かった。あくまで「スペース」はボーリング球一つ分じゃないと。内部メカは密につまってないと。
むろん、改めて作画の素晴らしさには驚嘆する。物語の筋がわかっている上に、インターネットで担当アニメーター情報もえられたため、カットごとの個性や完成度を比較し、コマ送りしたりリピートしたりで楽しめたことしきり。
映画ドラえもん新のび太と鉄人兵団の桝田さんの実況 - Togetter
聖地巡礼で写真を上げている方もいるので、実景との差異を比べて楽しむこともできる。
「映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団」聖地巡礼 - Togetter