http://mainichi.jp/area/okayama/news/20120204ddlk33070566000c.html
「マニフェストで実現した政策は忘れられるんだ」とある民主党の衆院議員がこぼしていた。会合で有権者から消費税増税がマニフェスト違反と厳しい批判を浴びたという▲高速無料化は消え、子ども手当も縮小された。東日本大震災があったとはいえ、民主党のマニフェストは見通しが甘かったと思う▲一方で、県内では県のダム事業が中止になった。総選挙がささやかれているが、マニフェストで何ができ、何ができなかったのか、検証が必要だ。【井上元宏】
もともと地方版の短い埋め草コラムなのだが、この短さで他人事のように新聞紙が載せていい文章ではないだろう。
せめて大きな政策ごとに表を作って、実現した程度について一つずつ評価するくらいの記事にはしないと、と誰もが思うことだろう。
はてなブックマークでも当然のように他人事のような文章が批判されている。
はてなブックマーク - きび談語:「マニフェストで実現した政策は忘れられるんだ」… /岡山 - 毎日jp(毎日新聞)
ただ、本当に何も実現しなかったかのような口ぶりで、「マニフェストで実現した政策は忘れられるんだ」というボヤキを裏づけてしまっているコメントも見られる。
id:kwhats
何か実現したことあったっけ? 2012/02/04
とりあえず高校無償化、沖縄返還密約調査、生活保護の母子加算復活といったところは、相当程度まで達成していることは思い出してもらいたい。
ちなみに毎日新聞は「民主党政権の通信簿」と題して、マニフェストの各項目における実現具合を評価する企画を立てていた。
政治 - 毎日新聞
しばらく更新はしていないし、達成程度の評価に細かな異論はあるだろうが、見やすく簡便にまとまっている。重要度の軽重をつけずに評価していることで、逆に目に止まりにくい成果や失敗にも気づかされる、良い企画だ。
結論として、せっかくインターネットなんだから関連ページへのリンクくらい貼るべき。それに選挙が近いというなら、この企画も可能な限り早く最新版に更新するべき。