法華狼の日記

他名義は“ほっけ”等。主な話題は、アニメやネットや歴史認識の感想。ときどき著名人は敬称略。

『ルパン三世』の声優交代について少しと、SPの監督を担当してほしい人

ルパンは横に置くとして、次元大介も交代を視野においておくべきではないかと。担当声優は現役で活躍しているから声量は充分なのだが、計画をたてて変える機会は今しかない。最近のSPはコミカルよりでアニメ化されることが多いから、小林清志では役不足という感もある。
もちろん、パイロット版から一度の例外を除いて担当し続けている声優を外すには、相応の抵抗もあるだろう。『水戸黄門』で交代前の新黄門様を偽黄門様として出演させたり、『ドラえもん』でスネ夫の現担当である関智一が交代前に幼少期を演じていたり、交代を前提としてファン層に慣れさせる配役をさせればどうだろう、などと思う。


それはさておき、そろそろ今川泰宏監督によるSPが制作されてもいいと思うんだ。
ヘボ変装の万能ぶりといい、無意味レベルでくり返されるどんでん返しといい、ハチャメチャなようでいて根底がダークで、社会問題を率直に描こうとしている姿勢とか、そっくり同じに思う。最近はTVアニメを監督する度に中盤の停滞と終盤の混沌が批判されているが、映画『鉄人28号 白昼の残月』が素晴らしかったように、一本で完結する長編ならきちんと仕上げてくれそう。予算があるようでいて、スケジュールがきついSPの制作体制も、今川監督なら勢いで何とかなりそうに思う。例年のように噴出する批判も、原作の要素をコラージュしながらクラッシュする今川作品なら、うまくかわせそうに思える。
ちなみに『WEBアニメスタイル』の編集長も、コラムでこんなことを書いていた。これは今川監督による4度目のアニメ化作品ではなく、2度目のアニメ化作品に対する憶測だけどね。
WEBアニメスタイル_COLUMN

正太郎は少年探偵ではなく、普通の少年だが、やはり、原作同様に悪人と戦い、銃を撃ち、車を運転する。実は、正太郎は、1話のラストでインターポールのメンバーに選ばれ、自動車の特別免許証と、敵の神経を一時的に麻痺させる銃を与えられているのだ。この設定の改変には、ちょっと感心した。『新・鉄人』では正太郎をフォローする大塚警部も、インターポールの所属である。ちなみに本当のインターポールには捜査権はないのだそうだ。世界をまたにかけて活躍する警部がインターポール所属って、同じ東京ムービー新社の『ルパン三世[新]』における、銭形警部の設定を借りてきたんじゃないか、なんて思うのだが、まあ、これは余談。